【プロの鑑定士が使う道具たち】安心と納得の査定は“目利き+技術”から【川崎市・買取専門店エンクル稲田堤駅前店】
- 吉田 大河
- 7月26日
- 読了時間: 3分
こんにちは。買取専門店エンクル 稲田堤駅前店の鑑定士・吉田です。
日々、金・プラチナ製品やジュエリー、ブランドアイテムなど、幅広いお品物を査定するなかで、お客様からこんなお声をいただくことがあります。
「その道具、何に使うんですか?」「本当にちゃんと見てくれているんですね!」「他のお店では、こういうの使ってなかったけど…」
そうなんです。
プロの鑑定士が正確な査定を行うためには、“目利き”だけではなく、専門の道具を正しく使いこなす技術が必要なのです。
今回は、普段私たちが使用している“鑑定士の道具たち”をご紹介しながら、どうして「道具+経験」が大切なのかを、解説いたします。

■ 鑑定に使う主な道具をご紹介
当店では、下記のような専門ツールを活用しながら査定を行っています。
※すべての道具が出張査定時には持ち運び可能というわけではなく、店頭での精密な査定に使うものも含みます。
1. ルーペ(宝石用拡大鏡)
もはや必須と言っても過言ではないでしょう!
宝石や地金の刻印を拡大して確認するためのアイテム。
宝石内部の内包物(インクルージョン)や傷の確認、地金の刻印(K18、Pt900など)の読み取りに使用します。
倍率は主に10倍を使用。品質の判定には欠かせません。
2. 精密スケール(電子はかり)
0.01グラム単位まで正確に測定できるスケール。金・プラチナなどは重さで価格が決まるため、わずかな誤差も許されません。
特に貴金属買取では「何gあるか」が査定額に直結します。
3. テスター(貴金属判別器)
金やプラチナの純度を調べるために用います。
比重計の代わりに電子的に測定するタイプもあり、18金・24金・メッキなどの判別に役立ちます。
刻印が消えている場合にも活躍する信頼の機器です。
4. マグネット(磁石)
意外かもしれませんが、これも重要な道具。
金やプラチナは磁石に反応しないため、鉄などのフェイク素材やメッキ品の判別に有効です。一瞬で大まかな真贋判断ができる、シンプルながら頼れる存在です。
5. 光源(宝石鑑別ライト)
宝石のカラーやカット、テリなどを正確に見るための専用ライト。
一般の照明では正確な色味が見えにくいため、色石やダイヤモンドの評価にはこの光が欠かせません。
6. デジタルノギス(測定器)
リングの内径や、時計・バッグのサイズを測定するための道具。ジュエリーの一粒のサイズや、時計の型番の特定にも役立ちます。
7. パソコン・価格データベース
国内外の相場変動やオークション落札相場などをリアルタイムで確認するための情報端末。特にブランド品や時計の価格は日々変動するため、常に最新の価格感を持つことが大切です。
■ 道具が“あるだけ”では意味がない
こうした道具は、あくまでも「正確に見るためのサポート」。
実際には、それらを使いこなす経験と知識、そして“お客様への誠実な説明”が最も大切だと、私たちは考えています。
エンクルでは、お客様の目の前で査定を行い、使っている道具の意味や、価格の理由も一つひとつ丁寧にご説明いたします。
■ 出張査定でも、安心の査定体制
出張買取でも簡易的な測定器やスケールを持参し、可能な限り現場での査定を行います。(※一部のお品物は、店頭での再検査をご提案する場合もございます)
■ まとめ:道具も技術も“信頼の証”です
査定は“信頼”がすべて。
高価買取を実現するには、正確な査定が欠かせません。
そしてその正確さは、鑑定士の経験だけでなく、こうした専門道具を駆使することで支えられています。
目の前で丁寧に査定してもらえる安心感、価格の根拠を説明してもらえる納得感――
それが、私たちエンクルが何よりも大切にしている接客姿勢です。




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