【必見】高級時計のオーバーホールと査定価格の関係について、鑑定士が徹底解説
- 長谷川 勇介
- 12 分前
- 読了時間: 4分
おはようございます!買取専門店エンクル稲田堤駅前店の鑑定士、長谷川です。
ロレックスやオメガ、パテックフィリップなどの高級時計をお持ちの方からよくいただくご質問のひとつに、「オーバーホールをしてから売った方が高くなるの?」というものがあります。
確かに、機械式時計にとってオーバーホールは欠かせないメンテナンスですが、そのタイミングと売却価格の関係を正しく理解している方は多くありません。
今回は、高級時計のオーバーホールと査定価格の関係について、詳しく解説いたします。

そもそも「オーバーホール」とは?
オーバーホールとは、時計を分解して内部のパーツを洗浄・点検・交換し、再び正確に動くように組み直す作業のことです。
高級時計は数百個もの部品で構成されており、定期的にオーバーホールを行わないと精度が落ちたり、最悪の場合は故障につながります。
メーカーや専門店では、3〜5年に一度のオーバーホールが推奨されており、特に自動巻き時計は日常の使用で油が劣化するため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
オーバーホールの費用相場
正規店でのオーバーホールなのか、ブランドやモデルによっても異なりますが、一般的な費用相場は以下の通りです。
ロレックス:4万円〜8万円程度
オメガ:3万円〜8万円程度
パテックフィリップやオーデマ・ピゲなど高級機械式時計:コンプリケーションサービスの場合、50万円以上かかることも
複雑機構(クロノグラフ、パーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン等)が搭載されている場合はさらに高額になります。
オーバーホールと査定価格の関係
ここで多くの方が気になる「オーバーホール済みだと査定は高くなるのか?」という点について解説します。
① オーバーホール済みはプラス評価になるケースも
直近でオーバーホールを行った証明書や明細書がある場合、「状態が良好」と判断され、査定額が上がることがあります。
特に高額帯の時計や複雑機構を持つモデルでは、メンテナンス済みが大きな安心材料となります。
② ただし必ずしも費用分プラスされるわけではない
一方で「オーバーホール費用=そのまま査定アップ」には直結しません。
例えば、5万円かけてオーバーホールをしても、査定価格が必ず5万円高くなるとは限りません。
買い取り店では、あくまで「再販可能かどうか」という観点で判断するため、多少の誤差はあっても費用を完全に回収できるケースは少ないのです。
③ オーバーホール前でも高価買取は可能
実は、オーバーホールを行わずそのまま持ち込んでも高く売れる場合が多くあります。
なぜなら、買取店側で専門業者にまとめてオーバーホールを依頼するルートを持っているため、個人で出すよりも安く整備できるケースがあるからです。そのため「売却前にわざわざ高額なオーバーホールをする必要はない」と言えます。
売却時のベストな選択は?
高級時計を売却する際には、以下の点を意識すると良いでしょう。
数年以内にオーバーホール済みなら証明書を添える → プラス評価につながる
長期間オーバーホールしていない場合 → 無理に出さずそのまま査定へ
付属品(箱・保証書・余りコマなど)は必ず揃える → オーバーホールより大きなプラス要素になる
まとめ
オーバーホールは高級時計を長く愛用するために必要なメンテナンスですが、売却に際して必ずしも「オーバーホール後の方が得」というわけではありません。
むしろ、オーバーホール費用をかけず、そのまま査定に出した方が効率的に高く売れる場合も多くあります。
当店「買取専門店エンクル稲田堤駅前店」では、ロレックス・オメガをはじめとする高級時計の査定を丁寧に行い、最新の市場相場を反映してご提示いたします。オーバーホールの有無に関わらず、まずは一度ご相談ください。
📍 店舗情報
店名:買取専門店エンクル稲田堤駅前店
住所:川崎市多摩区菅2-3-8 はしばビル1階
電話番号:044-281-4774
営業時間:10:00〜19:00(定休日なし)
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