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エベル 1911 ディスカバリー クロノグラフをお買取りさせていただきました。

  • 執筆者の写真: 長谷川 勇介
    長谷川 勇介
  • 5月23日
  • 読了時間: 3分

みなさんこんばんは

買取専門店エンクルの長谷川です。


本日買取させていただいた品物から1点ご紹介させていただきます。

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エベル 1911 ディスカバリー クロノグラフ デイデイト



1911年創業のEBEL(エベル)

創業者のユージン・ブルムとアリス・レヴィの夫婦で、二人の名前から頭文字をとり(Eugene Blum Et Levy:ユージン・ブルムとレヴィ)名付けられました。


1970年、創業者の孫にあたるピエールが入社。彼の入社によって、エベルは大きな発展と衰退を経験することになります。

1977年にケースとブレスレットが一体化したスポーツクラシックシリーズを発表。オーバルな六角形ケースからスムースにブレスレットへ移るシルエットと流れるような波状のブレスレットは今日でもエベルのアイコン的デザインとなっています。

世界で10本の指に入るほどのビッグブランドに成長させたのはピエールの手腕ですが、没落させたのもまたピエールによるものでした。


投機に傾倒したことで、1990年頃に株式で約1億ドルの損失を出し、ブランドは一気に窮地に立たされます。


それまで家族経営を貫いていたエベルですが、これを理由に中東の投資会社へ売却されました。エベルはフランスとドイツに大きなシェアをもっていたことで1990年代後半の時計業界再編の標的となり、リシュモングループとLVMHグループの争奪戦ののち、LVMH傘下となりました。


しかし買収前のスタッフを追い出しLVMHから送られた首脳陣が手がけた新シリーズは、それまでのエベルの時計とは似て非なるもの。品質の低下、デザインの低迷を招いたことで、シェアを大きく落とすこととなりました。


2000年頃からLVMHグループは売却を検討。2003年にアメリカ一大資本のモバードグループへ売却されました。ブランドを離れざるを得なかった旧来のスタッフを呼び戻し、翌年2004年に原点回帰と宣言し、再スタートを切りました。


元々自社製ムーブメントの技術の高さに定評のあったエベルらしい1911のムーブメントを使用した1911 BTR(ビヨンドザルーツ)や、全盛期のエベルを彷彿とさせる雰囲気をもつエベルクラシック、エベルウェーブの発表によって、かつての輝きを取り戻しつつあります。



現在ではプロサッカーチームのドイツ・バイエルンミュンヘンやイギリス・アーセナルの公式スポンサーを務めるなど、知名度の回復にも務めています。


一時期はロレックスのシェアも上回るといわれていたエベルですが様々な状況から現在では知る人ぞ知るブランドとなっております。




私は時計が大好きです。馬鹿がつくほどに・・・

一つ一つの時計ブランドには歴史があり歴史を知ることでより深くブランドを知ることが出来ると思っています。


ご売却いただいたお客様は時計が非常にお好きな方でついつい時計談義に花が咲いて時間が過ぎてしまいました。

金額にもご満足いただき他にも4本持っているからまた売るときは長谷川さんに任せるよとありがたいお言葉まで


こうやってお客様とお話で盛り上がれるのも私の仕事の醍醐味だと思います。


どんな時計でもお任せください。

それでは皆様のご来店をお待ちしています。


2.エベルの魅力



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